はじめてのインドネシアで感じたこと|モスクと咳と、ちょっとした大失敗

インドネシアの、とある地方の町にやってきました。

空港を出た瞬間、まず驚いたのはタクシーの勧誘。白タクのドライバーたちが一斉に声をかけてくるので、思わず後ずさりしてしまうほど。
そんな混乱の中、空港の目の前に立派なモスクがあるのを見つけて、少し気持ちを落ち着けようと近づいてみました。

中に入ってみたくて、子ども連れの女性に「入ってもいいですか?」と尋ねたのですが、返ってきたのは「ムスリムじゃなきゃダメよ!」の一言。
少し残念な気持ちでその場を離れましたが、数日後、別のモスクで中を見学させてもらう機会に恵まれました。
そのモスクで出会った男性に「イスラム教に興味があるなら教えますよ」と誘われ、今日はその人に会いに行く予定です。
異文化に触れる旅は、思っていた以上に心が動きます。

さて、インドネシアに来てまず感じたのは、空気のにおい。
ゴミとタバコが混ざったような刺激臭で、喉にくる独特のにおいに「これは無理かも…」と思ったのが正直なところ。
でも不思議なもので、2日目には慣れてきて、3日目からはほとんど気にならなくなりました。

ただ、その頃から咳が止まらなくなり、どうやら咳喘息のような症状が出てしまいました。
日本で使っていた吸入薬を探そうとしたのですが、現地ではジャカルタや通販でしか手に入らないとのこと。
それでも粘って現地の薬局を何軒か回ったところ、海外版の同じ薬を発見!
価格もなんと3000円以下で購入できて、夜も咳で目が覚める回数がぐんと減りました。安心って、本当に大事です。

次に困ったのが、お金の問題。
出発前、日本で両替しようとしたときに「現地のほうがレートがいいですよ」と換金所の人に言われ、5000円分だけ両替しておいたのですが……
現地に到着してみると、なんと換金所が全然ない!
ローカルすぎる地域に来てしまったようで、銀行を訪ねてみても「換金手数料は金額の半分です」と言われてしまい、丁寧にお断りしました(本当にありえない…)。
最終的には、日本から知人のインドネシアの銀行口座に送金し、ATMで現地通貨を引き出す方法で解決しました。
この方法、手数料もなんと400円以下で済み、3万円分の送金が無事に完了。ホテル代も払えて一安心でした。
あと、もう一つびっくりしたのは、クレジットカードが使えないこと。
JCBとVISAカードを持って行ったのですが、お店の人が機械の使い方を知らなかったり、JCBは対応していなかったりで、結局何人も集まってきて処理できずエラー…。
インドネシアでは**VISAかMasterCard、もしくはAmex(アメリカン・エキスプレス)**が主流のようです。
そして、モスクの話に戻りますが、本当に驚くほどたくさんあります!
日本でいうと、公民館や集会所のような感覚なのか、どの町内にも立派なモスクがあり、しかもそれぞれのモスクからアザーン(礼拝の呼びかけ)が一斉に流れるので、町中が響きに包まれるような体験に。
最初は圧倒されましたが、だんだんとその音が「日常のリズム」に感じられるようになってきています。



これからどんな出会いがあるのか、まだまだわかりませんが、
初めてのインドネシアでの体験は、驚きと学び、そしてちょっとしたトラブルと共に、確実に私の中に何かを残してくれています。
また続きを書きますね。