13. 海外旅行で礼拝をどうする?移動中のサラート対策

はじめに
「旅行であちこち移動してるときって、礼拝はどうするの?」
「飛行機や空港、観光地でサラートをやるのって大変そう…」
「慣れない土地で、お祈りの場所ってどこにあるの?」
海外旅行中でも、ムスリムにとってサラート(礼拝)は欠かせない大切な行いだよね。だけど、実際に旅先で「5回の礼拝時間をどうやって確保するか?」って悩んじゃうことも多いと思うんだ。
この記事では、移動中や観光地でも行えるサラート対策やコツを、旅行好きのムスリム達の声も交えながら紹介していくよ。
- 旅先で「礼拝場所が見つからない」ってときはどうする?
- 飛行機の中ではどうやるの?
- 礼拝時刻の計算はどうやる?
そんな疑問を少しでも解消できるように、いろんなアイデアをシェアするね!
(非ムスリムの人も、「ムスリムの友達と旅行行くとき」などにぜひ参考にしてみて。)
1. 旅行中のサラートが難しくなる理由
1-1. 時間が読めない
海外旅行って、飛行機やバス、電車の移動があったり、観光スケジュールがぎっしり詰まってたりするよね。予定通りに進まなくて、礼拝時間がズレちゃうこともしばしば。
「あれ、もうズフル(正午過ぎの礼拝)の時間過ぎてるじゃん!」
「予定より移動に時間かかって、ファジュル間に合わないかも…」
こんなこと、よくあるある。
1-2. 礼拝スペースが見つからない
「ここで礼拝したいけど、スペースがない…」
「人の多いところでお辞儀や土下座はちょっと気まずい…」
「モスクなんて全然見当たらないよ!」
海外、とくにイスラム圏じゃない国に行くと、モスクや礼拝室が少ないことも多い。そうなると、清潔な場所を探すのもひと苦労。
1-3. 服装や持ち物の問題
女性ならヒジャブをどうするかとか、礼拝用のスカーフは持っていくのか?
男性だって、たとえば「短パンでもOK?」とか細かいところで気になったりするんだよね。
旅先で荷物を減らしたいけど、礼拝マットとかも必要だし…。
2. 旅先でもサラートを続けるメリット
「そこまでして礼拝やる必要あるの?」って思う非ムスリムの人もいるかもしれない。でもムスリムにとっては、信仰と日常をつなぐ大切な時間なんだ。
むしろ旅先でこそ、心を落ち着ける礼拝の時間があるとリフレッシュできるんだよ。
- 心がリセットされる:観光や移動でバタバタしてても、一瞬静かに祈ると落ち着く。
- アッラーとのつながりを感じる:どこにいても同じ方向(キブラ)に向かうって、実はすごく心強い。
- 規則正しい生活リズムを保てる:旅行って生活リズムが狂いやすいけど、礼拝のおかげで1日が区切りやすくなる。
3. 旅先での礼拝時間をどう把握する?
3-1. スマホアプリ
今は便利な時代。礼拝時刻を自動計算してくれるアプリがたくさんあるよ。
- 例:「Muslim Pro」「Athan」「Salaat Tracker」など
- GPSをオンにしておけば、現地の緯度・経度に合わせてファジュルからイシャまでの時間を表示してくれる。
TIP: 「自動ロケーション」がうまくいかない時は、手動で都市名を検索して設定しよう。
3-2. 現地のモスクやイスラム協会に問い合わせ
- もし現地に大きなモスクがあるなら、そこに行くと礼拝時間表(Jadwal Sholat)が置いてあるかも。
- ホテルスタッフがムスリムなら、だいたい礼拝時間を把握してる。相談してみるのも手。
3-3. 時差・日の長さに注意
「日本と○時間差がある」だけじゃなく、国によって日が長い or 短い時期が大きく違うよね。ファジュルとマグリブの時間が日本と全然違うこともあるから、初日は特に注意してね。
4. 飛行機や空港での礼拝
4-1. 機内礼拝どうやるの?
「長距離フライトで、礼拝時間が丸かぶり…」なんてことあるよね。
- 機内が混んでるときは、座席で礼拝する場合も多い。
- イスラム法学的には「立てない・動けない」状況なら座ったまま礼拝してもOKとされてる説がある。
- ちょっと席を立って、後ろのギャレー(キッチン付近)や空いたスペースでサッとルクー・スジュードする人もいるけど、航空会社によっては断られることもあるから要注意。
- もしフライトが空いていればCAさんに相談してみて。案外「どうぞどうぞ」ってスペースを貸してくれることもあるみたい。
4-2. 空港の礼拝室を活用しよう
中東や東南アジアの空港なら、ほとんど**祈祷室(Muslim Prayer Room)**がある。
- 乗り継ぎ時間があるなら、その間にマグリブ&イシャをまとめて(ジャマー)行うという手もアリ。
- ヨーロッパやアメリカの大きな国際空港でも、Interfaith Chapelみたいなのがあって、そこを使える場合があるよ。
4-3. 時間をまとめる(ジャマーとカスル)
旅の時は、**礼拝をまとめる(ジャマー)**や、**ラカア数を短縮する(カスル)**が認められてることがあるんだ。
- ズフルとアスルをまとめて行ったり、マグリブとイシャをまとめたり。
- ただし、これはあくまで移動中の特例だから、詳しいルールは各自が信頼する学者やイマームに確認してね。
5. ホテルや外出先での礼拝スペース探し
5-1. ホテルの部屋でOK
多くの場合、ホテルの部屋がベスト。清潔だし、プライベート空間だよね。
- 礼拝マットを敷いて、キブラ(メッカの方向)を調べておけば問題なし。
- もし部屋が狭いなら、ベッドをちょっと寄せてスペースをつくる。
5-2. ロビーや空き会議室を借りる
ホテルによっては、ロビーの隅や会議室を「使っていいよ」と言ってくれるところもあるんだ。
- 「部屋に子供や家族がいて落ち着かない」って場合は相談してみてもいいよ。
- 普段から外国人観光客が多いホテルはわりと親切だったりする。
5-3. 商業施設、大学、病院など
意外な穴場が大学キャンパスとか大きな病院なんだ。
- イスラム圏の学校だと必ず礼拝室があるし、外国人でも「サラートしたいんですけど…」と言えば入れてくれることが多い。
- 病院や公共施設でも、休憩室の一角やチャペルを共有してるケースもあるよ。
6. 観光地での礼拝マナー
6-1. 周囲に配慮して場所を選ぶ
人気観光スポットは人が多いし、カメラで写真を撮りまくってる人もいるよね。そんな場所で急に礼拝を始めると、周りが戸惑うかも。
- なるべく壁際や誰もいないスペースに移動して、邪魔にならないようにしよう。
- 友人や家族がいるなら、ガードしてもらうと安心だね。
6-2. ウドゥ(小浄め)をどうやる?
水場が見つからない場合は、**テヤンムム(砂や土を使った浄め)**があるけど、旅先じゃなかなか使いにくいかも。
- 公衆トイレで洗うなら、周りに水が散らないよう気をつけて。
- ミネラルウォーターを持ち歩いて、応急的にウドゥすることもできるよ。
6-3. 「怪しい人?」と疑われる?
見慣れない動作(お辞儀や土下座)をしてると、警備員に声をかけられる場合もある。
そんなときは「I’m praying for a few minutes. I won’t disturb anyone.」とやんわり伝えれば、たいてい理解してくれることが多いらしいよ。
もちろん、現地の法律や警備の厳しさにもよるけどね。
7. 非ムスリムの友人と一緒に旅行するとき
7-1. スケジュール調整をお願いする
「ごめん、次の礼拝までにもう一度モスクかホテルに戻りたいんだ」って伝えると、理解のある友人なら「いいよ、行こう!」と言ってくれるはず。
逆に何も言わないと、相手はなんで急にどっか行くの?って困っちゃうから、最初から礼拝時間を調整しておくのが大事だよ。
7-2. 待ってもらう間、どうする?
非ムスリムの友達には、「5〜10分だけ待ってて!」って頼んでおこう。
近くのカフェで休んでてもらうとか、写真スポットにいるとか、上手に過ごしてもらえれば問題なし。
7-3. 一緒に配慮してくれたら嬉しいよね
もしあなたが非ムスリムで、ムスリムの友達と旅行するなら、
- 「何時にお祈りする?近くに礼拝室ありそう?」って先回りして気にしてくれると、すごく助かるんだよ。
- お互いに気持ちよく旅を楽しめるように、コミュニケーションが大事。
8. Q&A:具体的な疑問を解決
Q1. 時間が過ぎちゃったときはどうする?
「バスや飛行機の遅延でアスルが終わっちゃった…もうおしまい?」
**後からまとめて礼拝する(カダ)**って方法があるから、まずは落ち着いて移動を終わらせよう。もちろん、できれば時間内に礼拝するのが理想だけど、緊急時は仕方ないよね。
Q2. 海外ではキブラ(カアバの方向)をどう調べる?
スマホアプリのコンパス機能が便利。
- ただし、電子コンパスは磁気の影響を受けやすいから、正確さには注意してね。
- モスクのある国なら、礼拝室やモスク内に矢印(キブラ表示)があるケースが多い。
Q3. 服装は厳格にやらないとダメ?
基本的に、男性は膝からへそが隠れる程度、女性は全身をゆるめに覆う感じがベター。
とはいえ、海外旅行中はTシャツやジーンズのままサラートする人も普通にいる。
「肌を大きく露出しない」程度なら神様も分かってくれる…はず。
Q4. 急いでるときはウドゥの全部をできない…
そんなときは、各学派の見解に頼るしかないけど、ミネラルウォーターで最低限洗うとかテヤンムムを利用するなど、いろいろ方法があるよ。
ムスリムの法学上は「旅は困難が伴うもの」という前提で、ある程度緩和が認められてるって話。
9. 関連記事
- 礼拝(サラート)の基礎|1日5回のお祈りの意味
- [8. インドネシアのムスリム文化ガイド]
- [25. 礼拝用マットやアザーン時計を選ぶコツ]
- [45. イスラム流マインドフルネス|祈りの効果と瞑想との違い]
10. 商品商会
- 海外旅行保険・クレジットカード
- 旅行中にいざこざがあっても、保険でカバーできると安心。
- 礼拝時に貴重品を一時預けたりする場面もあるから、保険は大事。
- 礼拝アプリの有料版 App store google App
- オフラインでも礼拝時間&キブラコンパスが使える有料アプリ。
- 広告が消えるから快適かも。
- 携帯用礼拝マット&旅行用ヒジャブ
- かさばらない素材、サッと洗えるやつが便利。
- 折りたたみやすいし、スーツケースの隙間に入れられる。
- ラマダン中の海外旅行サポート
11. 旅先でのリアル体験談(エピソード)
「実際にどうしてるの?」って思うよね。
ちょっとした旅人ムスリムのエピソードを紹介するよ。
エピソード1:ヨーロッパ周遊中のサラート
「ドイツの駅で礼拝しようと思ったら、警備員さんが心配そうに声かけてきたの。
けど“I’m just praying for a few minutes.”って言ったら、にっこり笑って“OK”って。
それ以来、堂々とでも周りに配慮しながらやってるよ。」
エピソード2:飛行機内でのイスラム教徒同士の助け合い
「長距離フライト中、隣の席の女性もムスリムだった。
“あ、礼拝したいですよね?私ここに立ってガードするから、通路の横でやったらいいですよ!”って言ってくれて助かった。
なんか世界は広いけど、同じ信仰の仲間がいるって心強いよね。」
こんなふうに、旅先でも案外協力してくれる人は多いんだ。
12. まとめ
海外旅行で礼拝するのって、最初は「どうしよう!」って不安になりがち。
でも、事前にアプリで時間をチェックしたり、空港やホテルでスペースを見つけたりすれば、意外となんとかなるものなんだ。
- アプリを駆使して時間管理
- 清潔な場所を探す or 最悪座席でお祈り
- ジャマーやカスルを上手に使う
- 周りに「ちょっとお祈り行ってくるね」って声かける
- 非ムスリムの友達ともスケジュール共有で仲良く観光
こうしたコツを抑えておけば、旅先でもちゃんとサラートを続けられるよ。
「どこでも礼拝できる」って考えると、世界中があなたの祈り場になるわけだから、逆にワクワクしない?
旅行自体が心を開放する良いチャンス。
そこに礼拝を組み合わせれば、毎日がちょっと特別なスパイスになるんじゃないかな。
ぜひ楽しんで、充実した旅にしてね!
あとがき
- 疑問:こんなときどうするの?などあれば、いつでも聞いてね。
- 他のムスリム旅行者の体験談をネットで探すと、面白いエピソードが見つかるよ。
- 旅先で出会うムスリムたちと一緒に礼拝するのも、素敵な経験になるはず!